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【JOCVインタビュー】浦田萌子さん(2023-3)~小学校教員としてウガンダで輝く協力隊員~

  • 2025年7月1日
  • 読了時間: 7分

更新日:3 日前

ウガンダでJICA海外協力隊の小学校教育隊員として活動され、2026年1月に任期満了に伴い帰国された浦田 萌子(うらた もえこ)さん。帰国直前に2年間の活動のふりかえりとして、UG取材班が任地に訪問し活動内容や赴任先での生活の様子をインタビューしました。 

Profile

浦田 萌子(うらた もえこ)

隊次:2023年3次隊

職種: 小学校教育

活動場所: Wakiso県Mende

配属先/活動内容:小学校「Mende Kalema Memorial Primary School」/小学校4年生の体育と算数を教える

【協力隊員に聞きました!!】

~2年間の活動を振り返って~


──最初に自己紹介をお願いします!

 2023年3次隊で小学校教育隊員としてJICA海外協力隊に参加しました、浦田萌子です。配属先はワキソ県メンデにある「Mende Kalema Memorial Primary School」で、小学校4年生の体育と算数を教えています。


──活動していて楽しかったことはなんですか??

 楽しかったことは、子どもたちの笑顔を見ることです。学校の敷地内に住んでいるので、授業のみならず普段から子どもたちとふれあうことが多いです。先生方が土日も子どもたちと遊んでいるので、いっしょに混ざったりします。 他には、現地の先生方といっしょに授業を作って子どもたちに教えることも楽しかったです。例えば、掛け算の計算カードを作って子どもたちにわかりやすく伝わるように工夫しました。


算数の授業の様子
算数の授業の様子

──活動していてどんな苦労がありましたか??

 ウガンダの他の小学校隊員も似た経験をしていると思いますが、小学校の先生が体育という教科そのものを受け入れてくれなかったです。要請には体育が入っていたのですが...ウガンダの小学校では体育はあまりなじみがないそうです。「体育の授業をしたい」と何度も何度も先生に話をして、やっと一人でやらせてもらえるようになりました。はじめは他の先生のサポートもなく、一人で授業を行っていました。ただ、授業を一人でマネジメントすることが難しかったので、先生に相談したところ、授業に来てくれるようになりました。今はなにもしなくても他の先生が授業を見に来て手伝ってくれるので、ありがたいです。

 この経験を通して、最近は一人で授業をやるよりは、現地の先生方といっしょにやる方が、私がここでボランティアをしている意味があるかなと思うようになりました。一人でやる方が楽だし、自由にできるけど、私がいなくなったあとのことを考えると、先生だけでできるようになった方が、先生にとっても子どもたちにとっても良いことなのかなと思っています。

体育の授業の様子
体育の授業の様子

──1日のスケジュールを教えてください(活動のある日)

6:00 起床

7:00 カウンターパートの子どもたちを保育所に送る

7:20 教室に行って授業の準備

(7:30-8:00 学校の清掃)

9:30-10:30 授業(体育)

10:30-11:00 ティータイム休憩

11:00-13:00 授業(2コマ分)*学期によっても異なる

13:00 ノートの丸付け、モスクでのお祈りなど

13:30 お昼ごはん

14:00-16:00 授業(2コマ分)

※合間でカウンターパートの子どもたちを迎えにいく

16:00 子どもたちと遊ぶ

18:00 お風呂など

19:00 晩ごはん

21:00就寝


毎日カウンターパートの子どもたちを保育所に送迎している
毎日カウンターパートの子どもたちを保育所に送迎している

──おうち・生活の様子を教えてください

 学校の敷地内にある教員住宅に住んでいます。水道が通っていないので、学校の雨水タンクから水を汲んでいます。雨が降らない時期は近くの井戸に水を汲みに行っています。トイレはありますが、汲んできた水で流します。シャワーはないので、汲んできた水を頭からかぶっています。電気はソーラー充電式ですが、電圧が弱いのでスマホしか充電できません。パソコンの充電も家電の使用もできません。

 食事は学校やカウンターパートのオリビアさんが用意してくれるので、自炊はしたことがないです。そもそも家に台所がありません。学校のある日は、朝は学校の購買で買い、昼は子どもたちといっしょに給食を食べます。夜はオリビアさん家族とオリビアさんが作った料理をいっしょに食べています。学校の無い日は、朝昼晩の3食オリビアさんが作ってくれます。オリビアファミリーがいないと、私は生きていけないです。


カウンターパートのオリビアさん(写真中央)は「萌子は2年間サポートしてくれた。この2年間は一生忘れない。」と、浦田隊員への愛と感謝を語っていた。
カウンターパートのオリビアさん(写真中央)は「萌子は2年間サポートしてくれた。この2年間は一生忘れない。」と、浦田隊員への愛と感謝を語っていた。

──任地のいいところ、悪いところを教えてください

 のどかなところです。田舎だけど、都会から離れすぎているわけではないので、暮らしやすいです。あと星がきれいです。蛍?のような光る虫も見ることができます!

 任地の嫌なところはないです!強いて言えば、たまに工事で学校前の道がぐちゃぐちゃになるところです。


──おすすめスポットがあれば教えてください

 ここです↓

学校のグラウンド。夜は星やホタルが見れます。
学校のグラウンド。夜は星やホタルが見れます。

──任地でのモチベーションの保ち方を教えてください

 子どもたちとひたすら遊ぶことです!言葉が完璧には通じなくても楽しいですね。あとはカウンターパートのオリビアさんに嫌なことをバーーっと言うことです。言わずに溜め込む方がダメかなと思っています。


──ウガンダに来た時と、日本に帰る今で感じるギャップなどはありましたか?

 最初は協力隊として、自分もなにか協力したいと思っていました。でも今は、私がなにかをしたとかではなくて、逆に彼らからたくさんのことを教えてもらったなと思っています。


──最後に、萌子さんにとってウガンダとはなんですか?

 私の「忘れられない思い出」です。


──萌子さん、インタビューありがとうございました!

Profile

浦田 萌子(うらた もえこ)

出身:北海道

隊次:2023年3次隊

職種: 小学校教育

活動場所: Wakiso県Mende

配属先/活動内容:小学校「Mende Kalema Memorial Primary School」/小学校4年生の体育と算数を教える

取材班からのコメント

 私が尊敬する浦田さんの任地に、今回初めて行かせていただきましたが、はっきり言って想像以上に厳しい生活環境でした。水道がなく、シャワーはもちろん、キッチンもないためカウンターパートのオリビアさんが毎日ご飯を作ってくれるそうです。一方で、毎日生活を共にしているオリビアさんとは、ボランティアとカウンターパートという関係を超えた、家族のような強い絆を感じました。2年間という短い期間で、ここまでの深い関係性を築くことができているのは、環境だけではなく、彼女の明るくポジティブな性格や優しさと人柄ゆえだと思います。

 また活動については、浦田さんが授業に取組む姿を見て、とても勉強になりました。彼女は毎回の授業でふりかえりノートをつけており、次の授業の反省や他の隊員からのアドバイスをまとめて授業の改善につとめていました。ぎっしりと書き込まれているノートを見て、彼女の向上心に感銘を受けました。心から尊敬する先輩隊員です。

 最後に、UGでのチームリーダー、取材、記事作成も本当にお疲れ様でした。ヌトンガモの記事おもしろかったです。またどこかでお会いしましょう!お元気で!(三宅)


 今回浦田さんの任地の取材に同行させて頂きました。噂ではかなり凄い場所で生活していると伺っていたので取材の日を楽しみにしていました。任地に着くと浦田さんと先生が出迎えてくださり、2人が居られなかったら危うく学校を通り過ぎてしまうところでした。

 そんなポツンとあった学校ですが、見学をさせてもらうと先生や生徒は非常にフレンドリーで学校の雰囲気も穏やかでした。授業を見学したり、サッカーを一緒にしたり、モスクでお祈りの体験をしたり、生徒たちと多くの時間を共に過ごし私自身楽しむことができました。

 当日は一泊させてもらい実際に浦田さんの日常を体験させて頂きました。

 一言で感想を表すと凄いという言葉しか出てきませんでした。写真や話から生活はある程度想像はしていましたが実際に体験すると1日2日ならこの生活も大丈夫だと感じましたが2年間この生活をしていたのかと思うと頭が上がりません。同じ隊員でも自分以外の隊員の方の日常を体験することは改めて面白いと感じました。浦田さんが帰国する前に任地を訪ねることができ本当に良かったです。

 浦田さんが2年間で学校にもたらしたものが生徒たちのこの先の人生に少しでも繋がっていくといいなと思いました。何より私も残りの任期を生徒たちのために頑張りたいと思わせて頂けた貴重な時間でした。

 浦田さん2年間お疲れ様でした。そしてありがとうございました。(森)


UG取材班・写真・文:三宅草一朗、森稜真(2024年2次隊)



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